外貨建て保険に苦情が殺到しているニュースについて意見を述べてみた
こんにちは。素人トレーダーのmasaです。
今日はトレードに関するものではなく、タイトルにもある通り「外貨建て保険に苦情殺到」のニュースについて取り上げ、意見を述べていきたいと思います。
ニュースの詳細はこちら。
このニュースで問題となっているのが、
点です。結果、顧客はリスクに対する説明が不十分だ!との声が寄せられているのです。
「リスクの説明が不十分」といった苦情が多数
現状、生命保険会社に対する苦情の内訳が、
「元本割れリスクについて適切な説明を受けなかった」
「その他説明不十分(解約時の税金など)」
「その他強引な勧誘など」
といったもので、年齢別では60歳以上からのものが最多だそうです。
なるほど、生命保険会社を批判するつもりはありませんが、その裏腹にある考えは理解できました。要するに、高齢者の退職金やまとまった資産を一気に保険料に回そう!ということでしょう。
インカムゲインによる利益狙いの危険性
確かにドルや豪ドルの高金利は魅力的に思えるでしょう。円で銀行に預けていても、超低金利により資産は一向に増えないのは事実です。
しかし、ドル円や豪ドル円の変動を見れば、そのリスクはとても大きく、自分の持つ多額の資産を投資して預金することなど、無謀であることは明らかです。
まず、為替についていえば、
だと考えています。
そして、外貨預金のデメリットは、買いからしか入れないこと。
相場の特性を生かし切ることができないのです。
今回のニュースの問題点
私がもし、為替の知識や投資の知識がなく、今回のような「高金利外貨預金」を言葉巧みに説明を受けたら、それは魅力に感じます。
預けているだけで、日本円にはない高金利が得られるのですから。
しかし、今回のニュースの問題点は「生命保険会社が」高齢者をターゲットに金融商品を販売した点だと考えています。
為替の変動リスクといった知識がない高齢者に、高金利を餌に資金調達する。
これは大問題だと思います。
資産運用したいなら、自分自身で調べ、学び、そして何に投資するか選択するでしょう。
要するに、投資には自発的な行動が必要です。なぜなら、リスクは自分自身で負うものだからです。責任は自分以外にないのです。
生命保険会社は、それをさせずに受動的に高齢者を投資行動に促してしまった。
これが最大の問題点だと考えています。
ですから、トレーダーとして、変動するリスクを持ちながらも、為替相場に向き合う必要性を改めて考えさせられたニュースでした。
長くなってしまいましたが、今日はここまで。
ではまた!