素人トレーダーの投資日記

素人投資家のドル円・ユーロドル他、投資方法をお伝え中

FXの高レバレッジは危険? またまた年初の為替変動シミュレーションで考える

こんにちは。素人トレーダーのmasaです。

 

週末はノートレードで終え、各通貨エントリーチャンスはまだ訪れていないので、今回もFXにおける資金管理について書いていきたいと思います。

 

今回はFXにおける「レバレッジ」について。国内は最大25倍ですが、海外ではもっと高いレバレッジで取引可能です。高レバレッジは危険なのか、検証してみます。

 

国内レバレッジ25倍は安全? 年初の急変動から考える

レバレッジ25倍の場合は「強制ロスカット

 前回のブログで書いた、年初の為替急変動からまたまた考えていきたいと思います。

 

50万円の資金で、ドル円の買いを1ドル109円、5万通貨でエントリーしたとします。

 

この時、年初の暴落で105円まで下落したところで、国内証券会社では強制ロスカット、20万円の損失を出してしまいました。

 

この時、「証拠金維持率」が大事だ、と書きました。

国内証券でのレバレッジ25倍では、今回の急変動で「強制ロスカット」となってしまうことがわかります。

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年初のドル円暴落。多くの個人投資家が損失を被った。

同じロット数でレバレッジ「888倍」でシミュレーション

一方で、海外証券会社では高レバレッジ取引が可能です。

私が用いている証券会社「XM」では、最大888倍のレバレッジ取引ができます。

 

このレバレッジで、国内証券会社と同じ資金とポジションでシミュレーションしてみましょう。

 

まず、レバレッジ888倍では、1万通貨を取引するための必要証拠金およそ1200円となります。

 

50万円資金で5万円通貨を取引する場合、必要証拠金はおよそ6000円。

そして、ドル円を109円で買いを5万通貨エントリーしたとします。

余剰証拠金は50万円ー6000円=49万4000円。

 

よって、エントリーしたときの証拠金維持率

49万4000円÷6000円×100≒8200%

 

ここから、104円まで一気に下落したとしても、

含み損は25万円、余剰証拠金は49万4000円ー25万円=24万4000円

証拠金維持率

24万4000円÷6000円≒4600%

となります。

 

つまり、レバレッジ888倍であれば、今回の大暴落が起こったとしても、「強制ロスカット」は免れたということがわかります。

 

 

レバレッジのメリット、デメリットを考える

では、高レバレッジのメリット、デメリットを考えてみましょう。

まず、メリットについては「証拠金維持率を高く保つことができる」という点です。

 

国内証券の25倍に比べ、海外証券の888倍の場合は圧倒的に証拠金維持率が高く保てます。

ですから、今回の年初のような誰も予想できない急変動が起きても、最悪の資金の減らし方である「強制ロスカット」を避けることができます。

 

これはあまり理解されていない、海外証券にしかない大きなメリットです。

 

 

では、デメリットはというと、「大きなポジションやたくさんのポジションを保有できてしまう」点です。

 

レバレッジ25倍では、例えば資金10万円ではおよそ250万円までのポジションでトレードができます。

 一方、レバレッジ888倍では、資金10万円でおよそ8880万円までのポジションを持ててしまいます。

 

これが問題で、レバレッジのメリットとデメリットをちゃんと理解していない場合は、少額でとても大きな金額分トレードできることを利用して「無茶な」ロットでトレードしてしまうのです。

 

結果、資金のほとんどを溶かしてしまうという事態に陥ってしまうのです。

 

ですから、レバレッジであるからこそ、ロットは小さく、証拠金維持率は高く保つべきなのです。

 

安全に資金管理しつつ、厄介な急変動があったとしても、落ち着いて対処できるのが、レバレッジの最大の魅力であると言えます。

 

 

もちろん、国内証券のメリットもたくさんあります。海外証券に比べて、

① スプレッド(取引の買いと売りのレートの差)が小さい

②出金手数料が無料(のところが多い)

③強制ロスカットされても、資金が残る

といった点もあります。しかし、海外口座の最大の魅力は高レバレッジですが、「ゼロカットシステム」という、強制ロスカットされた場合でもマイナス残高は0になるというシステムが、XMにはあります。

 

ということで、今回は「高レバレッジは危険か?」という点を書いてみました。

答えはNO!

持つことのできるほんの一部だけのロットであれば、かなり安全にトレードできるのです。

 

では、また来週、トレードできる場面が訪れれば、また報告していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

ではまた!