テクニカル分析① ダウ理論について簡単にまとめてみた
こんにちは。素人トレーダーのmasaです。
今回は、トレードするうえで知っておきたいテクニカル分析について書いていこうと思います。
テーマは「ダウ理論」です。
チャールズ・ダウが市場の値動きを評価するために体系立てた理論です。
基本理論は6つあります。
- 平均はすべての事象を織り込む
- トレンドは3種類ある
- 平均は相互に確認されなければならない
- 主要トレンドは3段階からなる
- トレンドは出来高でも確認されなければならない
- トレンドは明確なシグナルが出るまで継続する
6つとも、理解しておきたいものですが、私もすぐに説明できるわけではありません。なので、日々勉強!といった感じでしょうか。
特に、私自身大事にしているものを取り上げ、解説していければと思います。
1「平均はすべての事象を織り込む」
この理論は、私自身も非常に感銘を受けました。
トレードするうえで、「ファンダメンタルズ」(政治的・経済的な要素による値動き)は考慮する必要がなく、
すべての値動きは結局、「平均に織り込まれていく」というものです。
ですから、「○○大統領が発言したから~」とか、「米中貿易戦争が…」などといった投資判断はする意味がそもそもないのです。
でも、世の中のマーケット解説者やネット上の情報では、このような「米中貿易戦争懸念によって」大幅下落したなどと、まったく理由になっていない解説がほとんど。
このような情報に振り回されることなく、チャートの平均に着目することが重要です。
2「トレンドには3種類ある」
これは、トレンドが「主要トレンド」(1年~数年)、「2次トレンド」(3週間~3か月)、「小トレンド」(3週未満)に分類されるというものです。
その中でも、安値切り上げ、高値更新を続ける「上昇トレンド」、
高値切り下げ、安値更新を続ける「下降トレンド」が認識できます。
ドル円の週足を見ると、
昨年の1ドル104円から安値切り上げ、高値更新を続けていた上昇トレンドは、年末あたりで高値切り下げを確定させ、さらに直近安値を割り込むことで上昇トレンドがいったん終了といった形で認識できます。週足レベルでのトレンド認識ですから、2次トレンドで理解しておきたいところです。
また、日足を見てみると、
いったん114円後半をつけてからの上値が非常に重たい状態が続いていて、結果高値切り下げを確定後、下落トレンドをなしている状態です。
ということで、現在ドル円は中期的に見て下落トレンドをなしていますが、だからと言って売りに入るのもなかなか難しい局面。トレンド転換を見越した買いも難しく、トレードはしにくい状況とみています。
5「トレンドは出来高でも確認されなければならない」
株式とは違い、為替には出来高はないので、「オシレーター」によって投資家心理を映し出すことにより、トレンドの終焉を読み解きます。
オシレーターが上向きなら、投資家心理も上向き。その逆も同じです。
もし、上昇トレンドの中でオシレーターも上向きならば、トレンド継続を示唆しています。その逆も同じ。
先ほどのドル円週足の下に、「ストキャスティクス」が表示されていますが、
高値を切り下げたあたりから、ストキャスティクスは下向きに転じました。投資家心理が下向きになり、トレンド転換を示唆していました。
ただし、その前も見てみると、上昇トレンド中にストキャスティクスがいったん下に山を下げている様子が見えますが、そのままトレンド継続をしています。
つまり、オシレーターの示す方向が異なったからと言って、すぐにトレンド転換するぞ!と判断してはいけないのです。あくまで、トレンド転換を示唆するに過ぎないのです。
以上、ダウ理論の初歩的な部分をまとめてみました。私自身も勉強不足で、理解がまだ及んでいない部分も多くあります。そのため、適宜アウトプットして、足りない部分をインプットしなおして、勉強していきたいと思います。
私はこのダウ理論の「平均はすべての事象を織り込む」に、もうひとつのテクニカル分析「グランビルの法則」を用いて、トレードを行っています。
またそれについてもまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ではまた!