テクニカル分析② グランビルの法則と活用方法についてまとめてみた
こんにちは。素人トレーダーのmasaです。
今回は、テクニカル分析の上で大変有用な「グランビルの法則」について書いていこうと思います。
単純移動平均線
すでに投資を行っている方にとってはご存知のものかと思いますが、この法則は多くのトレーダーが意識しているものであるので、これだけでも効率よくトレードできると思います。
必要なものは、インジケーターの中の「単純移動平均線」(Moving Average 通称MA)です。
一番用いられているのが、20期間MAと呼ばれるもので、ロウソク足20本の平均値を指し示すインジケーターです。
時間足は主に1時間足、4時間足、日足を目安にトレードしています。週足や月足も見ながらですが、総合して判断します。
どうしても1時間足でエントリータイミングが遅れてしまうこともあるので、その時は15分足も用います。
以前まで、1時間足に4時間足と日足に相当するMA(80MAと480MA)を多重表示させていましたが、最近は各足に20MAの一本のみ表示させています。そのほうがシンプルにトレードできるからです。
グランビルの法則
移動平均線とエントリータイミングについての理論で、「グランビルの法則」というものがあります。とても有名で、トレードする人にとっては非常に大事な理論です。
買いエントリーの場面については、
①上向きか最低でも水平の20MAを下から上抜いた
②上向き20MAに対して下からロウソク足が上抜いた(押し目買い)
③上向き20MAに対してロウソク足が下から反転して上昇
④ロウソク足が下落して20MAから離れた(逆張り買い)
の4つとなっています。
売りエントリーも同様に①~④まであります。
これら4つのエントリーのうち、どれか一つに絞ってトレードするのは非常に有効であると私は考えています。
例えば、買いエントリー②のみに特化して各通貨トレードすると決めます。
このとき、買いエントリーであれば「ダウ理論」と組み合わせ、安値切り上げを確認してからエントリーすると、より勝率が高くなります。損切ポイントは、直近安値に設定するとよいです。
ただし、買いエントリーについて④の逆張りは非常に危険だと私は考えています。下落時は、上昇時に比べて圧倒的にボラティリティーが大きく、逆に動くことが多いからです。
私の実践する逆張りトレード
このうち、私が主に取り組んでいるトレードは「売り」に特化すること、そしてグランビル④の「逆張り」売りポイントでトレードすることです。
④は移動平均線との「乖離」から、移動平均線に近づく性質を用いたトレード手法です。ダウ理論の「平均はすべての事象を織り込む」をうまく活用したもの。
先ほどのチャートを見てみると、
20MAから離れたポイントは、近づきながら変化していくことが確認できます。真ん中から左はレンジで動いており、右半分は下落トレンドをなしています。正直右半分の下落からの買いエントリーは非常に難しく、リスクは高いと思うので、エントリーはしません。
トレード足で言えば、日足と4時間足の移動平均線との乖離、または4時間足と1時間足の乖離を見ていきます。3つの足とも乖離を見せていたらとてもアツいです(めったにないですが)
このような状況を見つけたら、小ロットで売りを仕掛けます。
よくあるのは、乖離を見つけてもそのまま上昇を続けていく場面です。そういった場合は、30pips離れたところからさらに小ロットで売りを追加エントリー、さらに上昇する場合は小ロットで追加エントリー、…と繰り返します。
ただし、5つ以上はポジションを持たないようにします。
逆張りのトレードについては、損切はあまり考えません。(戻ってくることを確信しているため)日足での乖離を見ているときは数日あるいは1週間弱ポジションを持ち続けることもあります。
ポイントは小ロット。これであれば、逆行してしまったとしても、移動平均線にいずれ近づくという性質を待ち続けることができます。
小ロットの基準は、MT4のトレード環境を利用している場合、
10万円資金であれば0.01ロット(1000通貨、
国内証券では一般的に0.1ロット)
100万円資金であれば0.1ロット(1万通貨、国内では一般的に1ロット)
といった感じです。慣れてくれば、これより少し大きめのロットでもよいかと思いますが、とにかく逆行しても全く問題ないポジションサイズで取引しています。
以上、グランビルの法則と活用方法についてまとめてみました。
私は、このブログを書き始めてから、この「逆張り」トレードに集中して取り組み始めました。今のところ、非常に順調に推移していますので、「グランビルの法則」のうち、一つのエントリーポイントに特化してみるのはとてもいいと思います。
さて、エントリーポイントはやってくるのでしょうか。期待しましょう。
ではまた!